ゴスペルコンテストで仙台へ
R姉は仙台市の北方30キロにある大崎市に住んでいます。月に1回位、仙台の礼拝に来てくださいます。4月13日の土曜日には、全国ゴスペルグループコンテスト東北地区予選大会が仙台市でありました。当日朝、長距離バスで来られ、にこにこして、「今日は主人が機嫌よく送り出してくれて、今晩仙台に泊まることも許可してくれた」と喜んでおられました。仙台に泊まると、日曜日の仙台の東フィラデルフィヤ教会の礼拝にも参加できます。
ホテルが満室で…
東北地区予選大会も宮城カリスマ聖会も主の祝福の内に終わり、R姉は夕方、仙台駅案内所でホテルを探し始めました。しかし、心当たりのところは満室で、案内所もホテルを探している人でいっぱいです。その頃、R姉から電話をいただき、筆者たちも丁度その近くにいましたので、行ってそれぞれの心当たりに電話して探しました。本当に小さな小さなホテルまで仙台市街地では全て満室です。残念なことです。
「わたし、帰ります」とR姉は、大崎市に帰る長距離バスの時間を確認されました。なんと、お家の近くを通るバスは夕刻の時間を過ぎていました。古川駅まで行って、ご自宅からご主人に、夜に車で迎えに来てもらわなければならなくなりました。ご主人もお年ですから夜の運転は危険です。せっかく機嫌よく送り出してくれたご主人に、かなり叱られることになります。でも、R姉は気丈に帰って行かれました。思いがけない試練になってしまいました。私たちも、その後、神様に必死で祈りました。
泊まれるホテルが見つかり、日曜礼拝へ
夜になってから、R姉から「古川駅前に泊まれることになりました。明日の礼拝に行けます」と嬉しそうなお電話がありました。長距離バスで古川駅まで来たら、暗い中に光る大きなホテルの明かりが見えたそうです。今まで気づかなかったホテルを見て、「ここは泊まれるのでは?」と思ったそうです。そうです。仙台市内は東日本大震災以後、どのホテルも満室が多くなっていて、予約なしだったら仙台から遠方のホテルがいいのです。
翌朝、準備中の礼拝会場ににこにこして来られたR姉を見て、本当に神様はこの姉妹を愛しておられ、姉妹も神様の愛の内を歩んでおられると感じ、胸が熱くなりました。主に栄光を帰します。
証し:K.E