The Light of Eternal Agape 東フィラデルフィヤ教会
MENU
週報巻頭言

黙示録セミナー⑤ 妥協から引きずり込まれる「迫害」!

  • east-phila
2022_0213画像

P牧師が影響を受けられたロバート・ユーイン師も「携挙」(Ⅰテサロニケ4:16、17)は近いと考えておられたそうですが、それからもう30年近くになります。時は着実に近づいています。

ヨハネの黙示録にある患難時代は、中東和平の時から始まります。それはEUと見られる国の指導者(反キリスト)が、世の人々に絶賛されて登場して始まるのですが、それがとんでもない時代の現れの中に入っていくのです。

黙示録6章では、まず7つの封印が解かれていきます。第1の封印では白い馬が登場し、乗られる方はイエス様。沢山の人々が癒され、解放され、救われるのです。中心的に用いられるのはユダヤ人の12部族(黙7:4~8)ですが、私たちもその時にいれば、その働きにあずかると考えています。

第2の封印では平和が奪い去られ、第3の封印では飢きんが始まり、第4の封印では死が来ます。剣、飢きん、死病と獣によって、とある。人類の4分の1が死ぬとあり、計算すると十数億人となり、コロナどころではありません。また、獣とあるが、これはライオンやトラではなく、聖書の表現からすると反キリストで、その迫害で死ぬのです。問題は第5の封印です。

黙示録6:9の表現から、迫害が起こり、殉教が起こっていることが書かれています。キリスト者に対する迫害、殉教が大幅な形で動いていく、そのポイントの一つは反キリストです。しかし、もう一つ、黙示録17:1以降に「大淫婦バビロン」のことが書かれています。ここの記述は患難時代の終わりの方で起こることですが、しかしこれは迫害や殉教の大きな原因なのです。大淫婦バビロンとは、いったい何者なのでしょう。

淫婦とは、夫がいて他の男性に行く女性をいいます。しかし、ヨハネの黙示録は霊的なことが書かれている書物ですから、これは男女の不品行や姦淫のことではなく、キリスト者の霊的な姦淫である偶像崇拝を意味します。キリストがいて他の偶像的なものに関わる、ということです。これは、神に立たないキリスト教会のことです。

実はこの動きは、もう今の段階でも動いています。C国では、政府の迫害で多くの地下教会が生まれました。そして、地下教会への迫害は、政府に従うSA教会を通して行われました。教会が教会を迫害するという形になるのです。P牧師がC国に伝道に行った時、W牧師、L牧師、Paさん(通称)にお会いされましたが、いずれも20数年投獄を体験された方々で、「迫害が来る」と話されていました。

P牧師がV国に行かれた時も、同様でした。地下教会が政府に従う教会に迫害されているのです。

何が分かれてくるのかというと、神に立つクリスチャンの方々と、妥協してしまうクリスチャンの方々にです。注意しなければならないのは、大淫婦バビロンは世界を支配している霊的な働きなのです。世界の宗教を一つにまとめて、そのような動きを持ったグループであることを知っておく必要があります。

アメリカの教会でも、同性愛を認める教会です。いろいろ事情はあるでしょうが、そういうことが世界で起こっています。逆に、認めないと迫害されることが起こっています。日本では第二次世界大戦の時、教会は天皇崇拝をしました。ホーリネス関係の教会以外は、ほとんど抵抗する人はいなかったのです。

妥協から、いろいろな問題に引きずり込まれて行くのです。恐れてしまい、退いてしまったのです。終わりの時代には、決して妥協しないようにすべきです。

P牧師は他に、フィリピン山岳伝道と、ダバオ殉教事件のことも話されて、「殉教に導かれている人もいる」(黙示録6:11)ということも語られました。

マーリン師は「感謝なくしてこの時代は通り抜けできない」と語られました。感謝はこの問題での勝利のポイントです。場合によっては死とか迫害とかありますが、神様はそれ以上に、その時代に大きな救いの業を現せてくださるのです。

神は刈り取りをなそうとしていることを、私たちは知っています。ですから、みなさん、主の御心に立ちつつ進んでいって下さい、とP牧師は語られました。(完)

記事のKEYWORD

記事をSHARE

前のページへ戻る