「しかし、すべてのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。」（テサロニケ人への手紙第一5章21節）
「霊的な確証」の大切さ！
P牧師は語られました。ここに「すべてのことを見分けて」とありますが、神の御心をとらえる時に、「それが御心かどうかの確認」について考えてみます。
P牧師が（学生時代に）献身された時、有名な方の集会に行かれ、「インドネシアに皆さん行きましょう」という素晴らしいメッセージを聞きました。
他の人はそうでもなかったようですが、P牧師は燃え上って「インドネシアへ長期宣教師として行くんだ！」と決心されました。それが御心であると思ったのです。その時は自分の納得、意思はありましたが、霊の確信はなかったのです。私たちの体は、肉体、魂、霊の三層になっています。
私たちの判断で思索、納得、感情が来て、そこで正しいと判断しても、霊的確証がなければ、そこに問題は残るのです。P牧師は学生時代でしたからどんどん進め、教会や周りの人々にも言って準備し、大学の卒業の頃になった、その時、ある所を歩いている時に、霊に語り掛けがあり、「私はあなたをインドネシアの長期宣教師に導いたことはない」と言われたのです。びっくりでしたが、確信が霊に来たのです。
インドネシアはストップ、なりたくない就職へ！
この語りかけにより、確信が霊に来たのです。思索的に納得したのではないのです。霊的な確信が来たので、インドネシア長期宣教師はストップして、一番なりたくないサラリーマンになったのです。それは後に大きな益となりました。
海外宣教が開かれ、後ほどインドネシアにも！
インドネシア長期宣教師には導かれていなかったのですが、海外宣教には導かれていたのです。100回以上の海外宣教、80カ国位の国々へ生きました。
大分後になって、インドネシ最大の4万人の教会にも奉仕に行くことになりました。それは聖霊が導いたことでした。「事は成就した」と語られました。
福音派の神学校でカリスマになり「退学」が逆転、総代で卒業！
神学校に進みましたが、P牧師は途中から主の恵みによりカリスマになられました。しかし、それを公表すると、周りはみな敵、のような迫害を受けるようになりました。退学して、アメリカの神学校に行こうとしました。ある程度条件も整いましたが、霊的な確信がなかったのです。
霊的な確信がないと、どうなるのでしょう。人間的に考えて「妥当だ」と思っても、確信がないので、大丈夫かな、大丈夫かな、と言う感じです。
その時は結局、み言葉を通して「留まりなさい」と示されたのです。しかし、その後、批判している人たちの態度がガラっと変わったのです。卒業の時には「総代」に、その後、「同窓会会長」を4年務めることにもなったのです。
その神学校にいたことは、「預言」の本を書くためでした！
福音派の方々がカリスマに関して、どう思い、どう躓き、どう思っているのか、腹の底に染みわたるほどに、はっきりと体験したのです。これは後に「預言」の本や「カリスマ宣言」を書く土台となりました。預言の本は日本で出版、英語に翻訳され、チェコ語、ポーランド語、ウクライナ語、ロシア語、ドイツ語に翻訳、出版されています。ああ～このためだったんだ、と感じたのです。
霊的な確証は、み言葉だけによるとは限らない！
霊的な確証は、み言葉によることも多いですが、み言葉だけとは限りません。アブラハムが神に、私についてきなさいと言われた時、神の言葉は聖書に出てきません。サムエルに神が言われたのは、「サムエル」だけでした。
これは、呼び出しの言葉で、サムエルの使命とは関係なかったのです。ですから、み言葉でなければならない、というのは思い込みです。でも、み言葉が確証になることも何度もあります。それと共に、実際的にも霊的確証は来るのです。
霊的な確証があるならば、何があっても行けます！
多くの方々が、ご自分の導きに不安を持つのは、人間的な思索や、いろいろな判断、決断で納得できても、霊的な確証がないことが多いのです。霊的な確証がない時は危ないのです。霊的な確証があるならば、何があっても行けます。
孤児院の働きは、思索的には無理、しかし霊的確証が来た！
孤児院の働きは多くの方々が皆反対でした。しかし、私に霊的確証が来ました。そして動きが大きく起こりました。ポイントは、「霊的な確証」です。
＊日常の小さなことにまで霊的な確証で、と言う人もいますが、そこまで必要はありません。しかし私たちの判断で思索、納得が来て正しいと判断しても、霊的確証がなければ、そこに問題は残る、残るどころかマイナスの場合が多くある、ということを、どうぞ覚えておいてください。（完）