「イエスは、群衆が駆けつけるのをご覧になると、汚れた霊をしかって言われた。『口をきけなくし、耳を聞こえなくする霊。わたしがお前に命じる。この子から出て行け。二度とこの子に入るな。』」(マルコの福音書9章25節)
P牧師は言われました。神様は、父なる神、子なる神、聖霊なる神の、三位一体の神様です。その神様のもとに天使がいます。天使は多くは神様に従っていますが、3分の1(断定はできないが)は神様に逆らう歩みをしました。それが悪霊です。
天使は神の働きを担う!
天使は神の働きを担い、言葉を与える働き、例えばマリアの所にきて「恵まれた方…」とか、そういう形の働きをします。また、霊の戦いにおいて、サタンに従うものを打ち破るとか、ということもあります。
いろいろな問題やトラブルが起こって来る!
P牧師が馬橋教会におられたころ、この世のお正月に、断食祈祷会をされていた時のことです。1人の兄弟に吐き気が起こりはじめました。皆で癒しを祈りました。その時P牧師は、主に「これは霊である」と語られました。それで、P牧師はすぐに、「イエスキリストの御名によって命じる。悪霊よ、去れ!」と命じました。すると、その瞬間に、吐き気の兄弟は「あっ」と言って吐き気が止まりました。悪霊は我々に色々な妨害を加えてきます。
その日の夜、P牧師に吐き気が来ました。悪霊がP牧師に入ったのです。気がついた P牧師は、直ぐにイエスキリストの御名によって命じ、悪霊を追い出し、瞬間に何ともなくなりました。兄弟の霊の追い出しで、それがP牧師に入ってしまったのです。
不思議牧会伝道師に攻撃が!
ある夜、P牧師の奥様の不思議牧会伝道師が、突然「助けて~」と叫び声をあげられたそうです。横におられたP牧師が見ると、青い光のようなものが不思議さんに乗り、覆っているように見えたそうです。P牧師は「悪霊だ」と気がついて、すぐに「イエスキリストの御名によって悪霊よ去れ!」命じました。その瞬間、それは消えて、不思議さんは「あ~、助かった!」と縛りから解放され、元気になりました。
霊的なものは実際にいるが、主の十字架で敗北している!
霊的なものは実際にいて、神の働きを妨害してきます。しかし、基本的に一つのことが言えます。サタン、悪霊はイエス様の十字架によって、すでに敗北しているのです。私たちがイエス様を信じる時、救いと聖霊が与えられ、その聖霊の恵みによって、私たちは悪霊の働きを断ち切る、追い出すことができることを覚えておいてください。
神様の癒しの働きと共に、悪霊の追い出しの事柄が起こってきます。
「注意事項」があります!
イエス様の御名によって悪霊を制することはできますが、恐れを感じた時は無理してやらないでください、とP牧師は言われました。それと共に、男女二人、一対一では絶対にやらないことです。基本的なことはしっかりと守ることです。
クリスチャンは悪霊に支配されることはない!
クリスチャンは神のものなので、悪霊に支配されないのです。これは誤解する人がいますので、気をつけてください。悪霊が強く働いて、あたかも支配されているような症状を現わすことがありますが、悪霊が強く働いているだけで、支配されているということではないのです。
クリスチャンは神のものなので、神が導いておられます。悪霊が強く働いてきたとしても、それは支配ではないのです。イエスの御名によって対応し、主が御業を成されることによって、(悪霊の業は)断ち切られます。
ヨブ記1章を見ると、サタンはすでに主に負けていますから、主の許しの下でしか働けないのです。主が許可を与えた分だけしか働けないのです。また、その場合においても、主はそれを益とも用います。主の業をその中で現わします。癒しの働きと共に、霊的なことからの解放の業は、かなりたくさんあります。重荷を感じた人は、立ち向かう対応をしておいてください。(完)