付き添って花見へ
教会のT姉(96歳、私の母)は特別養護老人ホームに入所して6年目になり、毎週1回、家内と訪問しています。4月23日は老人ホームのお花見でしたが、車の関係もあり私だけ付き添いました。
雨模様の中、榴ヶ岡公園に行き、車の中でお団子をいただき、ちょっと晴れたすきに降りて写真を取りました。ここはしだれ桜などがきれいです。右から2人目が母でその右が私、左端はお世話くださる介護士さんです。特別養護老人ホームは認知症の方が多いので、花見に出られる方は多くはなく、比較的元気な方々です。3人位ずつ、何回かに分けて出かけるのです。一見、それほど喜んでいるように見えませんが、やはりとてもうれしいのです。
一緒に賛美やお祈りを
母は6年前に自宅で3回も倒れて、その都度、救急車で病院に運ばれました。お医者さんがペースメーカーの手術を熱心に勧めましたが、3回とも断固拒否しました。私は神様に、どうしたらいいでしょうと祈りました。すると、その後、母は老人ホームに入所することになり、車いすの生活になると心臓の症状は落ち着き、手術の必要はなくなりました。
母は84歳の時、キリスト教会で、しぶしぶではありましたが洗礼を受けています。しかし今は、私たちが訪問の度に、個室で一緒に讃美歌などを歌います。歌った後はお祈りをします。体調が守られるように、癒やしの祈りも必ずします。讃美歌は、昔、ミッションスクールで覚えた2、3の曲を知っています。他に、教会の礼拝で歌っている「やすらぎの歌」です。母も認知症はかなりあるのですが、やすらぎの歌を、繰り返し歌って聞かせているうちに一緒に歌うようになり、今でも少しずつ覚えられることが分かりました。
神様の大きな恵み
一緒に歌うことができますことは 、本当に神様からの大きな恵みです。老人ホームでは、普段は、ご家族が訪問に来られることはそれほど多くありません。来られても、短時間で帰られることもあります。認知症などで、会話があまり成り立たないことがあるからです。母の場合は、もともとしゃべる方ではありましたが、今も、曲がりなりにも一緒に賛美したり、お祈りしたりできますことは、神様の大きな恵みと感謝しています。主の御名を心よりほめたたえます。
証し:蔵元英二