「愛を追い求めなさい。また、御霊の賜物、特に預言することを熱心に求めなさい。」(コリント人への手紙第一14章1節)
P牧師は、尊敬していたある方から、TLEAは日本で有数の教会にも引けを取らない働きをしていると言われたということです。
これは「預言の力」であると非常に強く思われる、とP牧師は言われました。
ペンテコステの時に成就した「ヨエルの預言」は再臨前にも
ペンテコステの時にヨエルの預言が成就して、その預言の後半部分は、再臨前の今の時代に成就するのです。そこに「預言」と書いてある重要な意味があるのです。預言が有るのと無いのでは100倍以上の大きな差があるのです。
その土台としてあるのは、「聞き従う」ということ
預言など御霊の賜物全般に渡って言えることですが、その土台としてあるのは「聞き従う」ということです。
預言など御霊の賜物の働きがうまくいっていない原因は、この聞き従う体制がしっかりしていないこと、これが言えると思います。TLEAが「預言の働き」に導かれていった原因は、教会の働きの原則「祈り聞き従う」を中心ポイントにしたことでした。また、リバイバルが起こっている所を調べると、「祈り聞き従う」が土台となっていることを非常に強く感じたのです。
「聞き従う」というのは、福音派の土台の考え方です
「聞き従う」という事柄は、あたかもカリスマの考え方のように思われますが、これは福音派の土台の考え方です。(「祈り聞き従い」の見本のような)ジョージュ・ミュラーやハドソン・テーラーが福音派の考え方です。
「聞き従い」がより正確により早くということで預言の働きが開かれたのです。預言の働きが進歩していかないのは、聞き従いが弱い、確立していないためです。
P牧師は「用意はできた」と語られ、聞き従って開拓へ
P牧師は、主から国分寺で開拓に導かれました。歴史的に見ると、東京は国分寺から始まっています。また、国分寺は武蔵野線とか色々通っていて、東京の西半分をカバーできるのです。
「聞き従い」に徹底して開拓に臨みましたが、主はスタートの時に「伝道するな」と言って来られたのです。キャンパスクルセードのスタッフをされていたP牧師は、色々な伝道の事柄を学んでおられましたので、「伝道会とかをするな」と言われ、訳が分からなかったのです。祈り1本でやっておられました。
「聞き従うこと」の土台の確かさ
20名で始まりましたが、どんどん人数が減りました。14名にまでなりました。P牧師のお母様も祈ってくださって、夢に「今、耕している時だ」と語られたそうです。P牧師も夢で、教会へ行くと急にバカンと増えている、それが見えたそうです。8月に入って、お盆の頃、「来週は、実家に帰るので来れません」そう言う人が何人かいたのに、次の週は急に2倍になっていたそうです。そのようなことが何回かあり、70数名になったそうです。
それを通して、「聞き従うことの土台の確かさ」ということを、神様は語って下さっている、とP牧師は感じられました。
聞き従いの土台の中での「預言の働き」
「預言の働き」は教会のものなので、教会の管理と指導の中で用い、適切に吟味をすること。それと共に、聞き従いの土台を強め、全うすることが非常に大きな意味合いがあることを覚えておいてください、とP牧師は言われました。
・賜物の働きに危険を感じる
・賜物が与えられている人を崇めたりする
などの見当違いな考えを持つことによって、預言の働きを全うしない人が多い。しかし、聖書に書いてあることは良きことなので、我々が従う時に祝福として現わされてきます。
クリスチャンの一部が預言をする、は間違い!
聖書には2つ書いてあります。一つは、クリスチャンはだれでも預言ができる、そして、預言の賜物が特別にある人は一部です。
賜物の働きは聖霊様によりますが、イエス様を信じる人には聖霊様がいらっしゃいます。自分の感覚に感じなくても、だれひとり例外なくおられるのです。
聖霊の満たしを受けるのも、何としても頑張んなくては、というのは間違いです。満たしを受けることは神の命令で、御心なのです。Ⅰヨハネ5:14、15にありますように、「受けたと信じればよい」のです。
「賜物の働き」は、やらなければ出来ないのです!
織田信長・徳川家康軍は武田軍に鉄砲で勝ちました。武田軍も鉄砲はかなり持っていたのです。しかし、織田信長は鉄砲を賢く用いて、最強の武田の騎馬軍団を滅ぼしました。預言などの賜物の働きは、この後、用いることが非常に大切です。
賜物を皆さんが用いる時、周りからはずるやっているという時、普通起こらないことが起きるので、期待しつつ見ておいてください。聞き従うという土台をしっかりさせる時、主が非常に強い御手をもって栄光を現わしてきます。(完)