願いが聞かれ救急車に?
私は以前から、救急車に乗りたいと思っていました。それは赤信号でも優先的に車が通ることを許され、目的地に早く運ばれ、治療を受けることができるからです。そのような小さな心の思いをも神は良く知っておられ、ある日、その思いが実現しました。それはイスラエル派遣に申し込みを終えた、9月中ごろの祝日の朝でした。急にわき腹が痛くなったのです。午後になっても痛みは治まらず、我慢できなくなり、救急車を呼ぶことになりました。
腹痛の原因は尿管結石で、即入院となりました。入院してから毎日、石を流すために点滴をつるした補助車と、休む時もどこへ行くにも一緒で苦痛でしたが、仲良く連れて歩きました。その間もずっと感謝し、悔い改め、いやしのために祈りつつ過ごしました。そして一週間で退院することができました。
結石のいやし
家に帰ってからある夜、石が流れた夢をみました。その後、病院で検査のためにレントゲンやCTを撮りましたが、石が写っていませんでした。神は夢を通していやしを知らせてくださいました。その神様に心から感謝しました。
その後、救急車を見ると、苦しんだ時のことが思い出され、二度と乗るべきでないと、恐怖さえ感じるようになりました。退院する時、医師から『何時また痛みが起こるかわかりませんから、注意してください。』といわれ、イスラエルへ行くのがとても不安になり、体力にも自信がありませんでしたので、派遣を諦めるべきか迷いました。
しかし派遣について祈り、聖書を読んでいると、イザヤ書2章3節の御言葉が語られました。「『さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。主はご自分の道を、私たちに教えてくださる。私たちはその小道を歩もう。』それは、シオンからみ教えが出、エルサレムから主のことばが出るからだ。」思い悩んでいましたが、御言葉に従うことで恵みと祝福が与えられる、そして体が強められるという思いと平安が来たので、派遣に参加することを決心しました。
主の守りの中でシナイ山頂へ
シナイ山へ登るのにはラクダに乗ることにしました。過去にラクダに乗った友人から「ラクダから降りた後、足がしびれてしばらく歩けなかった」と聞いていました。とても不安でしたが、私は乗る前にラクダと仲良くなれるよう、また足がしびれないように祈りました。ラクダのリズムに合わせて、しかし落ちないようにしっかりつかまって山の中腹までいきました。降りた時には足のしびれがなく、すぐに歩きだすことができました。
頂上付近の険しい石の階段は、自分の足で登らなければなりません。私は、主の十字架の牧師の方々やスタッフの方達に助けられようやく登ることができました。シナイ山頂で天地に角笛の勝利のラッパが鳴り響き、神の臨在を深く感じたときは感激しました。神の霊により力を与えられ、守られた喜びでいっぱいです。神を褒め称えま。恵みの主に感謝します。
神の言葉の成就
派遣前、私は少し歩いただけで疲れ、2、3日寝込むのがいつものことでした。家族もそれを心配し、シナイ山には登らず、ホテルで待っていたほうが良いのではないかと言われました。しかし、詩篇91篇11、12節「まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。彼らは、その手で、あなたをささえ、あなたの足が、石に打ち当たることのないようにする。」と語られ、全ての行程の上で、主が働いて守ってくださることを確信しました。シナイ山を登った後、疲れることもなく、ほとんどのツアーに参加することができました。
ツアー中、石畳に眼鏡の小さなねじを落とし、見つけることが困難でしたが、見つけて直してもらったり、歩く時には皆さんの助けを受けたり、石で足をくじくこともなく、本当に神の言葉の成就を見ることができました。カイザリヤでは大きな二重の虹を見、祝福されていることを感じました。
帰りの東京駅新幹線ホームで、元気に歩いている自分が、神に生かされているということを、強く感じました。御言葉に従い、イスラエル派遣に参加したことにより、足腰が強められ、病の心配もなく、祝福されて帰ってくることができたことを感謝します。この場を借りて、派遣中に助けていただいた方々、とりなしの祈りをしてくださった方々、そして神様に心から感謝いたします。ハレルヤ!
証し:ジョイ広田