プログラムを置き忘れた!
12月3日に角田市で恒例のクリスマスコンサート・パーティが開催され、午後のメインの演奏者にはゴスペルグループGifts(ギフツ)が招かれました。
このすばらしいコンサート・パーティの日の朝に、私は大変な試練が許されました。仙台市から県南の角田市には、途中の槻木駅で阿武隈急行線に乗り換えて行きます。それほど本数はないので、10時半開会に間に合うには仙台駅発9時2分の列車です。ところが、朝にR兄宅に寄り、一緒にタクシーで仙台駅に余裕を持って到着し降りようとしたときに、80名分の配布するコンサート・パーティのプログラムや資料を入れたもう一つのバックをR兄宅に置き忘れたことに気付いたのです。そのままタクシーには戻ってもらいましたが、朝の仙台駅周辺は渋滞していて、結局、9時2分に乗り遅れてしまったのです。次は9時41分で到着は11時頃です。
どうしても間に合わない!
来賓には角田市長や県議さんも来られるし、80名近くの皆さんを5分でもお待たせしたら大変失礼になります。プログラムがないと司会者は始めようがありません。また、私が開会のあいさつをすることになっていました。心は動転し、これまでの私の人生では最大級の試練です。会場の責任者に電話すると、「仙台からタクシーで来てください」と叱られました。電話した頃は開会まで1時間を切っていましたので、タクシーで行っても遅れることは確実です。しかも1万5千円近くかかります。
とにかく、R兄と9時41分に乗り、座席で「こんな時は感謝しよう。感謝だね!!感謝、感謝!」と感謝し主をほめたたえました。しかし、心の中は「どうしても遅れるだろう」という思いでいっぱいでした。とにかく槻木駅で降りてタクシーに乗りました。
間に合うかもしれない?
すでに10時10分でした。運転手さんに「角田まで」と言うと「わかりました!」と確信に満ちた返事。「どれくらいかかりますか?」と聞くと「15分か20分だね」との返事。これにはびっくりしました。「間に合うかもしれない」。槻木―角田間は電車で13分位ですから、タクシーでは30分以上かかると見ていたのです。車道には近道があるのでしょう。希望が出てきましたので、「料金はいくらですか」と聞くと3500円から4000円とのこと。5-7000円はかかると思っていたのでとても気持ちが楽になり、何か特別な「主の助け」があることを感じました。
主は私に教えたかったのでは!
なんと10時半ぴったりに会場に着いたのです。タクシー代は3800円。ハレルヤ。すぐにプログラムを配ってもらい、開会のあいさつをさせていただきました。プログラムを置き忘れてタクシーで戻ったことも話しましたら、来賓の方も笑って受け止めてくださいました。本当に感謝でした。今回のことは、あえて神様が許された試練と感じています。どんな時も、本当にどんな時も、主に信頼し感謝してゆくことを、主は私に教えたかったのだと思います。「すべての事について、感謝しなさい。」(新約聖書第一テサロニケ5:18)