「私は見た。見よ。白い馬であった。それに乗っている者は弓を持っていた。彼は冠を与えられ、勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った。」(ヨハネの黙示録6章2節)
世の終わりは近い
P牧師は言われました。フィリピンチームでジャッキーたちの事件に遭遇する前に、預言がありました。このチームで世の終わりが近いと思われるような事件が起きる、という予告でした。チームで行きましたら、囚人27人(が死に)、クリスチャン5人が殉教、という大変な事件が起こったのです。
あなた方の海外宣教で、いろいろな所で、世の終わりが近いと思われることが起こって来ると語られてきました。トルコのクーデター未遂事件や天安門事件とか、または、熱波に襲われてしまったチームとか、確かに語られたことは次々と起こってきました。世の終わりは近い。安倍さん(元首相が殺害された)のこととか、ロシアのウクライナ侵攻とか、更に近づいていると感じます。
聖霊の激しい働き
このような、近づいている時に分かることがあります。それはヨエルの預言で「初めの雨」、「後の雨」と解釈されています。初めの雨は2000年前に起こり、後の雨では再臨直前のすばらしい霊の働きが起こると語られています。その霊の働きのポイントは、患難時代7年間の前半の3・5年の中で、強烈な聖霊の働きが起こってきます。すばらしい救いの業と栄光の業が起こります。「患難中携挙」の中で、私たちはこのことを見ていきます。
患難前携挙説になりますと、一つ問題があります。そのリバイバルの時を体験しないということになりますし、迫害も殉教も体験しないということになります。これは、聖書全体の記述から言うと、おかしい状況(整合性がない)です。
私たちは「迫害」も「殉教」も「大きなリバイバル」も体験するのです。このリバイバル体験の中で、教会が大きなポイントになります。
「ヨエルの預言」→「賜物の働き」→「教会が土台」
ヨエルの預言(使徒2:16~21)では、聖霊の激しい注ぎかけによる賜物の働きと、教会の大きな働きが書かれているのです。その中でポイントとなるのは教会で、それが強力な形で働いているのです。(※主に預言の働きが書かれていますが、御霊の賜物の働きは教会のものですから、教会が背後にあるわけです。)
その教会に理想的な教会があります。それは使徒、預言者、牧師、伝道者、教師による、五職による管理の教会です。
普通、牧会者一人で牧会をするわけですが、五職になりますといろいろな方面、伝道とか奇跡とか教えとか、ポイントとを持つことができます。
それと共に、奇跡の働きが使徒、預言者の働きの中にあります。その中で預言の働きが、ヨエルの預言で強調されているのです。この預言の働きが強烈な力を持っています。
それは、神様がリーダーシップをもって命じられるということが、より明確に現れてくるのです。特別な時代が始まっていますので、期待しつつ見ていきたいと思います。
黙示録セミナー㉔「聖霊の注ぎかけは2回来る!」
「しかし、聖霊があなた方の上に臨まれるとき、あなた方は力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、私の証人となります。」(使徒の働き1章8節)
この約束に従って聖霊の注ぎかけが行われたのですが、この聖霊の注ぎかけは2回来ます。それは2000年前のペンテコステの時に起こった「初めの雨」と今起こりつつある「後の雨」です。
この雨を通して何ができたのかというと、聖霊が一人一人に与えられて賜物の働きが起こり、教会がスタートしたのです。そして、その教会を土台に、一気に福音が全世界に宣べ伝えられていったのです。
今、この働きは起こりつつあります。そして教会がたて上げられ、その教会と聖霊の働きを通して、一気に人々が救われていくことが起こって来るということを覚えておいてください。(完)